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パスタが茹で上がった時、泰征くんはダイニングテーブルでパソコンを眺めていた。
ノート型タイプのWindous Vista。必要だろうからと彼がぼくに買ってくれたもの。
だけど、正直ぼくはほとんど使わず、使用者はもっぱら泰征くん。
ここは広尾にある宝仙学園教職員官舎。学生の住める場所ではないけど、泰征くんの計らいで、ぼくはその一室に住んでいる。
そして、部屋にはそんなものが多かった。
生活に必要と思しきもののチョイスは泰征くんがこなし、ぼくはほとんどお任せ状態。
ぼくの名前は春名拓海。宝仙学園大学に通う二年生。
家庭の事情から同級生の泰征くんに学費や生活費のめんどうを見てもらい、そのかわり、毎日身体検査をされたりアナルセックスをさせられたり。
だから、ぼくに家具を選ぶ権利はなく、ただ与えてもらうのみ。
でも、不思議とそのすべてに嫌悪を感じないのは、彼がぼくを好き……みたいだからかな。
「お昼、できたよ?」
パスタの載るお皿をテーブルへ置くと、泰征くんはちら見だけして視線をすぐパソコンへと戻す。何か気になるものがあるようだった。食事どころではないみたい。
でも、時間をおくと麺が伸びてしまうから――…と、ぼくがもう一度呼べば、スウェット上下で寛ぐ彼はおもむろにぼくを見た。
「これ」
泰征くんはパソコンに向かって顎をしゃくり、つられてぼくはそちらを見るのだけど。
「や……」
薄い液晶画面の中には色も毒々しいバイブがずらり。
男性器をかたどるいわゆる大人のエッチなオモチャ。
思わずぼくが顔を背ければ、彼はにやっ……と笑った。
「買ってやるよ、どれがいい?」
「ど、どれって……」
ぼくは焦らないわけにはいかなかった。
考えるまでもなく、それを購入しようとする泰征くんの意図はただひとつ。
ぼくに使おうというのだろう。アレをアソコやアソコに……挿れたりしゃぶらせたりして悪戯……したいに違いない。
そして、彼の言いなりになるのはほぼ義務だから、ぼくに拒否はできないのだけど。
「いらないよ、そんなの……」
バイブなんて欲しくない。
それに、とても恥ずかしいことだけど、それをされたらきっとぼくはみっともなく感じちゃうだろうから……絶対絶対いらない。
と、ぼくがささやかに抵抗すれば、斜め前に座る泰征くんはぼくをすくい上げるように覗き込み、とてもエッチくさい顔をした。
「オモチャよりナマがいいってか?」
「ナ……」
「どうせやるなら生チンコが一番、とか思ってんだろ」
「ち、ちがうよ、へんなこと言わないでよっ」
「だって、拓海はむっちゃエロ好きだろ?エロエロのアヘアへのど淫乱マンコじゃねぇか」
どうして――――――――!!!!!
そりゃ泰征くんとエッチする時はいつもいっぱいいやらしくなっちゃうけど。
なにげにさっきもベッドでたっぷり泣かされちゃったけど。
それって、泰征くんがぼくにエッチばかりするからなのにっっっっっ。
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